構造解析の計算書(CalculiX)

ROBO100 の骨組みの硬さを有限要素法で調べた計算書。1〜5 節が今の形のまとめ、6 節がそこまでの検討の記録。単位は mm。値は工具の先端のずれで、力と向きは 7 節の「言葉と座標」による。どの値も計算で、実機では未確認。

1. 結論

2. 今の形

形と寸法は 機械の形と寸法、部材は 部材表と寸法図。ここでは硬さに関わる所だけを挙げる。

部分形
枠角パイプ 100×50。長手 t3.2、端 t1.6
脚角パイプ 150×75×3.2、高さ 109。下に足の板 t12
リブt9。脚の前の面から梁の前の面に沿って伸ばす。奥は梁の上面まで(高さ 309)、手前は Y のベルトの覆いの下まで(高さ 169)
梁板を曲げて組む 200×150、長さ 800。前 t6、ほか t3.2。隔壁 t3.2 を 5 枚(両端を含む)
Y の案内レールの間隔 170
台鋼 t12
Z の箱Z の板 t9、壁 t4.5(奥行き 120)。前はカバー
ヘッドの受けt16、上下 2 枚、間隔 280
骨組みの重さ74.7 kg(解析のモデル。機械全体は 約 189 kg)

今の形の変形

穴あけの力で主軸が押し上げられると、Z の箱が前へ傾き、梁がねじれて、脚の付け根が曲がる。ずれの大きい所は Z の箱と案内で、骨組みでは梁と脚の付け根。

3. 決めたことと効き方

今の形から、決めたことを一つだけ元に戻して解いた。ほかの条件はそろえてあるので、増えたずれがその決定の効き目になる。条件は面の高さ 0、工具 150、架台なし。

決めたことを一つずつやめたとき

決めたことやめた場合先端の前後前後 200 N重さ kg記録
今の形―0.03300.026574.7
Z を箱にする(Z の板に壁 2 枚、ヘッドの受け 2 枚)Z の板 t25 の 1 枚、受け 1 枚0.1510(+358%)0.0777(+193%)+4.96.2
脚にリブを付けるリブなし0.1032(+213%)0.0436(+65%)−3.56.4
梁に隔壁を入れる両端の板だけ0.0443(+34%)0.0499(+88%)−2.26.12
脚を短くして、主軸を梁の近くで使う脚 2090.0475(+44%)0.0448(+69%)+3.76.4
リブを梁の前の面まで伸ばす梁の下面まで0.0413(+25%)0.0288(+9%)−1.96.10
ヘッドの受けを上下 2 枚にする1 枚0.0386(+17%)0.0305(+15%)−2.56.2、6.12
Y のレールの間隔を 170 にする間隔 1400.0350(+6%)0.0280(+6%)06.2

重さの差は、元に戻したときに増える(+)か減る(−)か。リブや隔壁や受けは数 kg の部材で、ずれを大きく減らしている。

重さのために決めたこと

決めたことやめた場合先端の前後前後 200 N重さ kg記録
効かない板を薄くする(枠の端 t1.6、隔壁 t3.2、Z の壁 t4.5、受け t16、足の板 t12)元の厚さ(2.3、4.5、6、20、16)0.0321(−3%)0.0258(−3%)+8.16.8、6.10
台を鋼 t12 にする(アルミは加工しない)アルミ t250.0316(−4%)0.0255(−4%)−2.36.7

板を薄くして 8.1 kg 軽くし、ずれの増えは +3% にとどまった。そのぶんはリブを伸ばして取り返している。

4. 採らなかった案

今の形に足すか置き換えて解いた。左下ほど良い(軽くなって、ずれが減る)。

採らなかった案

案先端の前後前後 200 N重さ kg採らなかった理由記録
梁の前の板を t9 にする0.0309(−6%)0.0256(−3%)+3.7効くが重い。もっと硬くしたいときに最初に考える6.8
梁の隔壁を 2 枚足す0.0325(−2%)0.0257(−3%)+1.4効きが小さい6.9
Z の前板 t6 を付ける0.0328(−1%)0.0264(0%)+2.5ほとんど効かない。前はカバーにする6.6
隔壁と Z の壁に肉抜きの穴0.0350(+6%)0.0289(+9%)−1.0軽くなる量のわりに、ずれが増える6.8
梁を 2 本の角パイプと平鋼にする0.0300(−9%)0.0256(−3%)+15.0効くが 15 kg 重い6.9

このほか、記録の 6.1 で溝形鋼で骨組みを作る案(重いか柔らかい)、6.2 で Z のブロックを 3 個ずつにする案(左右に効くが、台がリブに当たる恐れ)と Z のネジを φ20 にする案(上下のずれだけが減る)を比べて、採らなかった。

5. 今の形の詳しい結果

主軸の高さと案内の剛性(工具 150、架台なし)

条件先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N
面の高さ 00.0330.0580.0260.028
面の高さ 500.0290.0580.0210.025
主軸が一番上0.0270.0580.0180.023
主軸が一番下0.0430.0580.0400.035
案内 100 N/µm0.0490.0650.0390.039
案内 400 N/µm0.0250.0540.0200.022

主軸を上げて Z のブロックに近い位置で使うほど、ずれは小さい。案内の剛性は仮定なので、実機で測る。

架台の上の板を加工するとき

架台の高さ 50、敷き板の上に板を置く。値は工具の先端と板の相対的なずれ。t32 は W 31 で解いた。

板工具先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N
t9(W 6)1500.0330.1360.0260.029
t9(W 6)1300.0390.1380.0310.030
t32(W 31)1500.0320.1360.0240.027
t32(W 31)1300.0310.1360.0240.027

上下の値には架台の板のたわみが含まれる(下面を 12 か所だけで支えた場合)。作業台に載せれば小さくなる見込み。通し穴には関係しない。

固有振動数

面の高さ 0 で 71、99、117、162、202 Hz。刃の周波数と近い回転数を避ける。2 枚刃なら 71 Hz は 約 2150 rpm に当たる。

応力

ミーゼス応力の最大は、穴あけの力 1500 N で 6.2 MPa(脚)、前後 200 N で 1.7 MPa、左右 200 N で 2.6 MPa。鋼の降伏点 245 MPa に対して十分に小さい。角の値は要素の大きさと溶接の形で変わるので、目安として見る。

部品ごとの効き方

部品ごとの効き方

骨組みでは梁が一番効く。重さの大きい枠は、前後のずれにはほとんど効かない。

6. 検討の記録

今の形に至るまでの検討。各節の「今の案」や「基準」は、その時点の形を指す。値はその時点の形で解いたもので、1〜5 節の値とは条件が違う。比べるのは同じ表の中だけにする。

節変えたこと分かったこと
6.1骨組みの部材(角パイプ、溝形鋼、板を曲げて組む)板を曲げて組む梁(案 G)が、角パイプと同じ硬さで一番軽い
6.2Z の部分(壁の奥行き、前板、受けの間隔、ブロックの数、ネジ、Y のレールの間隔)壁の奥行き 120、受けの間隔 280、Y のレールの間隔 170 を採用。案内の剛性が一番効く
6.36.1 と 6.2 の組み合わせ主軸を上げて使うほど前後のずれが減る
6.4脚の長さ脚を短くして主軸を梁の近くで使う。脚 105 を採用(今は足の板が薄くなった分 109)
6.5架台の高さと板のリブ架台の高さは板のたわみ(上下)にだけ効く。高さ 50 を採用
6.6Z の前板ほとんど効かない。カバーにする
6.7台の材料鋼 t12 を採用(アルミは加工しない)
6.8肉抜きの穴と板厚肉抜きの穴は割に合わない。効かない板を薄くする
6.9梁を 2 本の角パイプと平鋼で作る今の板の箱より軽く硬くはならない
6.10リブを梁の前の面まで伸ばすよく効く。6.8 の板厚と合わせた軽 7 を採用し、今の形になった
6.11軽 7 を入れる前(N1)の結果3 節と比べる基準として残す
6.12部材ごとの効き方(脚を決める前の形)案内、梁、Z の壁と板が効く。隔壁がないと前後 200 N のずれが大きく増える
6.13梁の中の隔壁を、どの辺で溶接するか前の辺と後ろの辺が効く。上下の辺は効きが小さい。組み方を決めた
6.14脚のリブの左右の位置(角パイプの外端、中央、内端)X のブロックの上にあれば差は小さい。外端に寄せると少し悪い。今の位置のまま
6.15脚とリブを X のブロックの中心へ寄せる(梁 825)脚を動かしても変わらない。リブで −2% だが、Y の動く範囲と幅が犠牲になる。今の形のまま

変形の図は全部同じ倍率(立体 500 倍、断面 800 倍)と同じ色(0.10 mm 以上は赤)。リブの階段状の縁はメッシュの形で、実物の形ではない。

6.1 骨組みの案

Z の部分は共通で、骨組みだけを変えた。主軸は一番下(主軸端 130、脚 205)。

plans-scatter

案内容先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 Nモデル kg判断
A角パイプ。梁 200×150×4.5、脚 150×75×4.5、枠 t3.20.0550.0600.0500.04387.3基準。規格の角パイプで作れる
B梁 C200×80 に裏板 t4.5、脚 C150、枠 C1000.0720.0640.0670.049103.5奥行きが浅く、柔らかくて重い
C梁 C200×80 を開いたまま、脚 C150、枠 C1000.1690.0740.1960.05197.9開いた断面はねじれに弱く、変形が飛び抜けて大きい。使えない
D梁 C200×90 に裏板 t4.5、脚 C150、枠 C1000.0640.0620.0600.048108.4B より硬いが、A に届かず重い
E梁 C200×80 を 2 本合わせる、脚 C150、枠 C1000.0470.0580.0460.046120.3一番硬いが 33 kg 重い
F梁は角パイプ、脚 C150、枠 C1000.0560.0630.0530.05099.3A とほぼ同じ硬さで 12 kg 重い
G板を曲げて組む。梁 200×150 前 t6 他 t3.2、脚 t3.20.0570.0610.0510.04383.3A とほぼ同じ硬さで 4 kg 軽い。採用
H板を曲げて組む。梁 200×180 前 t4.5 他 t3.20.0570.0610.0510.04585.6G と同じ硬さで 2.3 kg 重い
I枠だけ C100、他は A0.0560.0630.0520.04897.9硬さは同じで 10.6 kg 重い

案 A:角パイプ。梁 200×150×4.5、脚 150×75×4.5、枠 t3.2

plan-A

案 B:梁 C200×80 に裏板 t4.5、脚 C150、枠 C100

plan-B

案 C:梁 C200×80 を開いたまま、脚 C150、枠 C100

plan-C

案 D:梁 C200×90 に裏板 t4.5、脚 C150、枠 C100

plan-D

案 E:梁 C200×80 を 2 本合わせる、脚 C150、枠 C100

plan-E

案 F:梁は角パイプ、脚 C150、枠 C100

plan-F

案 G:板を曲げて組む。梁 200×150 前 t6 他 t3.2、脚 t3.2

plan-G

案 H:板を曲げて組む。梁 200×180 前 t4.5 他 t3.2

plan-H

案 I:枠だけ C100、他は A

plan-I

6.2 Z の部分の案

骨組みは案 A で共通。

plans-z

案内容先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 Nモデル kg判断
Z0基準0.0550.0600.0500.04387.3
Z1壁の奥行き 86 → 1200.0510.0600.0470.04389.6ヘッドが箱の中に入る
Z2Z1 に前板 t6 を付けて箱にする0.0500.0590.0460.04392.4
Z3Z2 の板を薄くする。壁 t6、前板 t4.50.0510.0590.0470.04389.00.001 mm の差で 3.4 kg 軽い。採用
Z5ヘッドの受けの間隔 200 → 2800.0530.0590.0480.04387.3重量が変わらない。採用
Z6台を鋼 t12 にする0.0570.0600.0520.04389.5かえって悪い
Z7Z のブロックを 3 個ずつ(下へ足す)0.0530.0600.0490.03489.6左右の横力に効く。台がリブに当たる恐れ
Z8Z のブロックを 3 個ずつ(上へ足す)0.0520.0600.0480.03892.2Z の板が 110 mm 長くなる
Z9Z の案内の剛性 400 N/µm0.0500.0590.0460.03887.3形は同じ。剛性の影響を見る
Z10全部の案内の剛性 400 N/µm0.0420.0560.0370.03387.3形は同じ。案内が一番効く
Z11Z のネジ φ20(70 N/µm)0.0550.0440.0500.04387.3上下だけが減る
Z12Y のレールの間隔 140 → 1700.0500.0590.0470.04388.0重くならず効率が一番良い。採用
Z13Z2 と Z110.0500.0430.0460.04392.4
Z14Z2 と Z120.0460.0580.0420.04393.1
Z15Z14 と Z110.0460.0420.0420.04393.1

Z の板を t6 にした案(Z4)は、モデルの節点がつながらず解が出なかったので、結果に入れていない。

案 Z0:基準

z-00

案 Z1:壁の奥行き 86 → 120

z-01

案 Z2:Z1 に前板 t6 を付けて箱にする

z-02

案 Z3:Z2 の板を薄くする。壁 t6、前板 t4.5

z-03

案 Z5:ヘッドの受けの間隔 200 → 280

z-05

案 Z6:台を鋼 t12 にする

z-06

案 Z7:Z のブロックを 3 個ずつ(下へ足す)

z-07

案 Z8:Z のブロックを 3 個ずつ(上へ足す)

z-08

案 Z9:Z の案内の剛性 400 N/µm

z-09

案 Z10:全部の案内の剛性 400 N/µm

z-10

案 Z11:Z のネジ φ20(70 N/µm)

z-11

案 Z12:Y のレールの間隔 140 → 170

z-12

案 Z13:Z2 と Z11

z-13

案 Z14:Z2 と Z12

z-14

案 Z15:Z14 と Z11

z-15

6.3 組み合わせの案

案内容先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 Nモデル kg
R1角パイプの骨組みに、Z の改良0.0470.0580.0430.04389.7
R2板を曲げた骨組みに、Z の改良0.0480.0590.0440.04385.7
R3R2 に Z のブロックを 3 個ずつ0.0450.0580.0420.03890.8
R4R2 で主軸端 2300.0350.0590.0270.03385.7
R5R2 で主軸端 3300.0260.0590.0170.02785.7
R6R2 で案内 400 N/µm0.0360.0550.0330.03485.7
R7R2 で案内 100 N/µm0.0690.0660.0660.06385.7
R8R2 でメッシュ 10 mm0.0500.0600.0450.04485.7

R8 はメッシュの確かめで、15 mm と 10 mm の差は 約 4%。主軸を上げるほど前後のずれが減ることが、次の案につながった。

案 R1:角パイプの骨組みに、Z の改良

plan-R1

案 R2:板を曲げた骨組みに、Z の改良

plan-R2

案 R3:R2 に Z のブロックを 3 個ずつ

z-R3

案 R4:R2 で主軸端 230

z-R4

案 R5:R2 で主軸端 330

z-R5

案 R6:R2 で案内 400 N/µm

z-R6

案 R7:R2 で案内 100 N/µm

z-R7

案 R8:R2 でメッシュ 10 mm

z-R8

6.4 脚を短くして、主軸を梁の近くで使う

加工する面が同じなら、脚を短くすると主軸が Z のブロックに近い位置で加工できる。板の加工が主で、梁と部品の間の距離が小さくてよいので成り立つ。

near-compare

面の高さ脚先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N
02050.0450.0590.0400.041
01550.0410.0590.0330.034
0105(採用)0.0380.0610.0270.028
0750.0410.0630.0260.025
502050.0400.0590.0320.036
501550.0340.0590.0250.029
50105(採用)0.0330.0610.0210.025
50750.0330.0630.0190.023
1002050.0330.0590.0240.031
1001550.0290.0590.0200.026

脚 205 で同じ面を加工

脚 105 で同じ面を加工

6.5 架台の高さと板のリブ

条件(W 40〜52、L 125)先端の前後板のたわみ左右 200 N
架台の高さ 100、リブ 7 枚、板 t160.0340.0170.026
架台の高さ 750.0340.0380.026
架台の高さ 50(採用)0.0340.0750.026
架台の高さ 100、板 t120.0320.0270.025
架台の高さ 100、リブ 3 枚0.0320.0210.025
架台の高さ 100、リブなし0.0320.1240.025

前後と左右のずれは架台の高さで変わらない。変わるのは板のたわみ(上下)だけで、止まり穴の深さに効く。

6.6 Z の前板

面の高さ前板先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 Nモデル kg
0t4.50.0380.0610.0270.02882.0
0なし0.0380.0610.0270.02879.9
50t4.50.0330.0610.0210.02582.0
50なし0.0330.0610.0210.02579.9

使う位置では差がほとんどないので、前板は構造の部材にせず、カバーにする。ヘッドと受けの締結が確かであることが前提。

6.7 台の材料

切粉が混ざるのでアルミは加工しない。台を鋼にしても成り立つかを調べた。面の高さ 0、工具 150。台が薄くなると主軸も梁へ近づく。

台先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N台 kgモデル kg最低の固有振動数
アルミ t25(今)0.0380.0610.0270.0286.078.672 Hz
鋼 t250.0370.0610.0260.02717.490.067 Hz
鋼 t200.0380.0610.0260.02713.986.569 Hz
鋼 t160.0380.0610.0270.02811.183.769 Hz
鋼 t120.0400.0610.0280.0288.380.971 Hz
鋼 t90.0420.0620.0290.0286.278.871 Hz
鋼 t12+横板 t60.0390.0610.0270.0289.682.270 Hz
鋼 t9+横板 t60.0400.0620.0280.0287.580.171 Hz
鋼 t16+横板 t60.0380.0610.0270.02812.485.069 Hz

鋼 t12 を採用した。アルミ t25 より先端が 0.0015 mm 大きく、2.3 kg 重いだけで、振動の問題もない。それ以前の節(6.1〜6.6)はアルミの台で解いた比較で、案どうしの関係は変わらない。

6.8 骨組みを軽くする(肉抜きと板厚)

肉抜きの穴で、強さを保ったまま軽くできるかを調べた。今の案(台は鋼 t12、面の高さ 0、工具 150)で計算した。

結論

重さの内訳と、効いている部品

重さの内訳

骨組みは 80.9 kg で、残りはリニアガイド、ヘッド、モーターなどの購入品と配線。肉抜きや板厚で変えられるのは骨組みだけ。

部品ごとの重さとたわみへの効き

肉抜きの穴

穴の位置

案軽くなる kg先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N最低の固有振動数
穴なし(今)0.00.0397(+0.0%)0.0614(+0.0%)0.0279(+0.0%)0.0278(+0.0%)71 Hz
隔壁に φ90(3 枚)0.70.0409(+3.0%)0.0616(+0.3%)0.0294(+5.4%)0.0279(+0.4%)71 Hz
Z の壁に φ70×2(2 枚)0.70.0404(+1.8%)0.0616(+0.3%)0.0283(+1.4%)0.0278(+0.0%)71 Hz
リブに φ50(2 枚)0.30.0419(+5.5%)0.0625(+1.8%)0.0285(+2.2%)0.0279(+0.4%)71 Hz
3 か所とも1.70.0438(+10.3%)0.0630(+2.6%)0.0304(+9.0%)0.0279(+0.4%)71 Hz
梁の後ろの板に φ100×4(悪い例)0.70.0401(+1.0%)0.0614(+0.0%)0.0303(+8.6%)0.0279(+0.4%)71 Hz

板厚を 1 段変えた場合

軽くなる量とずれの増え方

薄くする軽くなる kg一番増えたずれ備考
受け t20→161.3+0.3%主軸を挟む長さが短くなる。ヘッドの固定方法を決めるときに確かめる
枠の端 t2.3→1.62.1+0.7%端の枠は X のネジの BF12 を受けるだけ
Z の壁 t6→4.51.2+0.8%溶接で付ける前提
隔壁 t4.5→3.21.4+1.1%
梁の後ろ t3.2→2.31.1+1.8%
Z の板 t9→62.1+2.9%不可。Z のレールを留めるねじの深さが足りない
足の板 t16→122.1+2.0%
枠の長手 t3.2→2.33.9+11.9%不可。左右のずれと振動数が悪くなる
梁の上下 t3.2→2.31.6+4.5%
梁の前 t6→4.51.8+4.8%
台 t12→92.1+5.4%
リブ t9→60.5+4.3%
脚 t3.2→2.30.6+3.5%
厚くする重くなる kg先端の前後1 kg あたりの効き
脚の前だけ t3.2→60.40.0388(−2.3%)5.7%
リブ t9→120.50.0388(−2.3%)4.5%
脚 t3.2→4.51.00.0385(−3.0%)3.0%
足の板 t16→191.50.0392(−1.3%)0.8%
梁の上下 t3.2→4.52.40.0382(−3.8%)1.6%
台 t12→162.80.0384(−3.3%)1.2%
梁の前 t6→93.70.0376(−5.3%)1.4%
足の板 t16→223.10.0387(−2.5%)0.8%
枠の長手 t3.2→4.55.80.0397(+0.0%)0.0%

「一番増えたずれ」は、先端の前後、上下、前後 200 N、左右 200 N の 4 つのうち、一番増えたもの。厚くする方は、脚の前とリブが 1 kg あたりで一番効く。梁や足の板は効くが、重さも増える。

軽くする案

案軽くなる kg先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N最低の固有振動数
今0.00.0397(+0.0%)0.0614(+0.0%)0.0279(+0.0%)0.0278(+0.0%)71 Hz
軽 1:枠の端 1.6、隔壁 3.2、Z の壁 4.54.70.0404(+1.8%)0.0616(+0.3%)0.0284(+1.8%)0.0281(+1.1%)71 Hz
軽 2:軽 1 + 受け 166.00.0404(+1.8%)0.0617(+0.5%)0.0285(+2.2%)0.0281(+1.1%)71 Hz
軽 3:軽 1 + 脚の前 6、リブ 123.80.0386(−2.8%)0.0606(−1.3%)0.0280(+0.4%)0.0278(+0.0%)71 Hz
軽 4:軽 2 + 脚の前 6、リブ 125.10.0387(−2.5%)0.0606(−1.3%)0.0280(+0.4%)0.0278(+0.0%)72 Hz
軽 5:軽 4 + 梁の後ろ 2.36.20.0390(−1.8%)0.0608(−1.0%)0.0285(+2.2%)0.0279(+0.4%)72 Hz
軽 4、脚の前 94.80.0381(−4.0%)0.0602(−2.0%)0.0279(+0.0%)0.0277(−0.4%)72 Hz
軽 4、リブ 164.40.0380(−4.3%)0.0603(−1.8%)0.0278(−0.4%)0.0278(+0.0%)72 Hz
軽 4、足の板 127.20.0393(−1.0%)0.0609(−0.8%)0.0283(+1.4%)0.0279(+0.4%)72 Hz
軽 6:軽 4 + 足の板 12、脚の前 9、リブ 166.20.0380(−4.3%)0.0602(−2.0%)0.0280(+0.4%)0.0277(−0.4%)72 Hz

軽 6 で変える部品

板厚だけで軽くするなら軽 6 を勧める。リブを梁の前の面まで伸ばせるなら、6.10 の軽 7 の方が良い。骨組みが 80.9 → 74.7 kg(6.2 kg 減)になり、機械全体は 約 195 → 約 189 kg。先端の前後は 0.0397 → 0.0380、上下は 0.0614 → 0.0602 に減り、前後 200 N と左右 200 N はほぼ同じで、固有振動数は少し上がる。

考え方は、効かない所から重さを取って、効く所(脚の前とリブ)へ少しだけ戻すこと。足の板は薄くすると先端が増えるが、脚とリブを厚くした分で取り返せる。

部品今軽 6注意
枠の端(2 本)100×50×2.3100×50×1.6端の枠は X のネジの BF12 を受けるだけで、力はほとんど通らない。治具や吊り具を端の枠に付けるなら t2.3 のままにする。
隔壁(5 枚)t4.5t3.2
Z の壁(2 枚)t6t4.5溶接で付ける前提。ボルトのねじを切るなら t6 のまま。
受け(2 枚)t20t16主軸を挟む長さが 20 から 16 に短くなる。ヘッドの固定方法を決めるときに確かめる。t20 に戻すと 1.3 kg 重くなるだけで、ずれはほとんど変わらない。
足の板(2 枚)t16t12X のブロックを留めるねじの深さが足りるか確かめる。
脚の前の面(2 本)t3.2t9脚は角パイプでなく、板を溶接して作る(前だけ t9、ほかは t3.2)。
リブ(2 枚)t9t16

要素を 7.5 mm に細かくして解き直しても、軽 6 の方がずれは小さかった(先端の前後:今 0.0421、軽 6 0.0398、−5.5%。前後 200 N:今 0.0293、軽 6 0.0293)。

変えないもの:Z の板(t6 にするとレールを留めるねじの深さが足りない)、枠の長手(t2.3 にすると左右のずれが 12% 増え、振動数が 70 → 62 Hz に下がる)、梁と台(効くので薄くしない)。

応力

案スラスト 1500 N前後 200 N左右 200 N
今22 MPa5 MPa3 MPa
3 か所とも穴21 MPa5 MPa3 MPa
軽 412 MPa3 MPa2 MPa
軽 67 MPa2 MPa2 MPa

6.9 梁を上下 2 本の角パイプと平鋼で作る

梁を、上下 2 本の角パイプの間を平鋼でつなぐ形にした場合を調べた。外形は今と同じ(奥行き 150、高さ 200、長さ 800)にし、角パイプ 150×50 を上下に置いて、間の高さ 100 を平鋼でふさぐ。今の案(台は鋼 t12、面の高さ 0、工具 150)で計算した。

梁の形

結論

今の板の箱のままにする。梁をもっと硬くしたいときは、隔壁を 3 枚から 5 枚にする(2.0 kg 増、前後 200 N のずれ −2.9%)か、前の板を厚くする。

梁の形とずれ

形梁の kg先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N最低の固有振動数
今(板の箱、隔壁 3 枚)22.10.0397(+0.0%)0.0614(+0.0%)0.0279(+0.0%)0.0278(+0.0%)71 Hz
今の箱、隔壁 5 枚24.10.0392(−1.3%)0.0613(−0.2%)0.0271(−2.9%)0.0272(−2.2%)70 Hz
角 t3.2、平鋼 t6 を前後に全長、隔壁 3 枚35.70.0371(−6.5%)0.0592(−3.6%)0.0273(−2.2%)0.0272(−2.2%)69 Hz
角 t3.2、平鋼 t6 を前後に全長、隔壁 5 枚36.80.0368(−7.3%)0.0592(−3.6%)0.0263(−5.7%)0.0269(−3.2%)69 Hz
角 t3.2、平鋼 前 t6、後ろ t4.5 を全長、隔壁 3 枚33.90.0373(−6.0%)0.0593(−3.4%)0.0276(−1.1%)0.0272(−2.2%)69 Hz
角 t2.3、平鋼 t4.5 を前後に全長、隔壁 3 枚27.70.0404(+1.8%)0.0616(+0.3%)0.0297(+6.5%)0.0281(+1.1%)70 Hz
角 t3.2、平鋼 t6 を前後に全長、隔壁なし34.10.0414(+4.3%)0.0595(−3.1%)0.0391(+40.1%)0.0272(−2.2%)69 Hz
角 t3.2、平鋼 t6 を前だけ、隔壁 3 枚28.30.0396(−0.3%)0.0601(−2.1%)0.0322(+15.4%)0.0277(−0.4%)69 Hz
角 t3.2、はしご(平鋼 50×9 を 5 か所、前後)、隔壁 5 枚25.80.0530(+33.5%)0.0778(+26.7%)0.0327(+17.2%)0.0348(+25.2%)66 Hz
角 t3.2、はしご、隔壁なし23.10.0556(+40.1%)0.0780(+27.0%)0.0505(+81.0%)0.0365(+31.3%)66 Hz
角 150×75×4.5、はしご、隔壁なし30.30.0464(+16.9%)0.0650(+5.9%)0.0417(+49.5%)0.0292(+5.0%)68 Hz

梁の kg は、角パイプまたは板、平鋼、隔壁と両端の板の合計。

6.10 脚のリブを梁の前の面まで伸ばす

今のリブは、脚の前の面と足の板をつなぐ三角で、上の端は梁の下面にある。これを梁の前の面に沿って上へ伸ばし、梁の前の面と足の板をじかにつないだ場合を調べた。前の端(足の板の上、梁の前の面から 210)は変えない。今の案(台は鋼 t12、面の高さ 0、工具 150、主軸は Y の中央)で計算した。

リブを伸ばす形

結論

効く理由

穴あけの力で主軸が押し上げられると、梁は前へ倒れるようにねじれ、脚の付け根が曲がる。今のリブは脚の付け根しか支えていないので、梁の下面の角で曲がる。リブを梁の前の面まで伸ばすと、梁の前の面が足の板から斜めに支えられ、この曲がりが小さくなる。6.8 の図 2 で、脚とリブが重さのわりによく効いていたのと同じ理由。

リブを伸ばしたときのずれ

形重さの増え方 kg先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N最低の固有振動数
今(梁の下面まで)+0.00.0397(+0.0%)0.0614(+0.0%)0.0279(+0.0%)0.0278(+0.0%)71 Hz
両側とも 60 上まで+0.90.0339(−14.6%)0.0585(−4.7%)0.0263(−5.7%)0.0277(−0.4%)70 Hz
両側とも梁の中ほどまで+1.50.0325(−18.1%)0.0578(−5.9%)0.0259(−7.2%)0.0277(−0.4%)70 Hz
両側とも梁の上面まで+2.90.0305(−23.2%)0.0567(−7.7%)0.0254(−9.0%)0.0276(−0.7%)70 Hz
両側とも梁の上面まで、リブ t12+4.40.0301(−24.2%)0.0566(−7.8%)0.0253(−9.3%)0.0276(−0.7%)70 Hz
奥だけ梁の上面まで+1.50.0338(−14.9%)0.0585(−4.7%)0.0263(−5.7%)0.0277(−0.4%)70 Hz
手前 60、奥は梁の上面まで+1.90.0320(−19.4%)0.0575(−6.4%)0.0258(−7.5%)0.0277(−0.4%)70 Hz

6.8 の軽くする案と組み合わせる

形重さの増え方 kg先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N最低の固有振動数
軽 6 + リブを伸ばす−2.70.0320(−19.4%)0.0573(−6.7%)0.0262(−6.1%)0.0275(−1.1%)72 Hz
軽 7:軽 2 + 足の板 t12 + リブを伸ばす(脚とリブは今の厚さ)−6.20.0329(−17.1%)0.0579(−5.7%)0.0265(−5.0%)0.0280(+0.7%)71 Hz
軽 2 + リブを伸ばす(脚とリブは今の厚さ)−4.10.0326(−17.9%)0.0577(−6.0%)0.0263(−5.7%)0.0279(+0.4%)71 Hz

リブを伸ばす形は「手前 60、奥は梁の上面まで」。軽 2 は、枠の端 t1.6、隔壁 t3.2、Z の壁 t4.5、受け t16。

軽 7 を勧める(6.8 の軽 6 に代える)。骨組みは軽 6 と同じ 6.2 kg 軽くなり、先端の前後は軽 6 の 0.0380 に対して 0.0329 とさらに小さい。脚とリブは今の厚さ(脚は角パイプ 150×75×3.2、リブ t9)のままでよいので、脚を板で組む必要もない。左右 200 N のずれだけ +0.7% とわずかに増える。

注意

6.11 軽 7 を入れる前(N1)の結果

脚 105、Z ストローク 150、Z の前板なし、台は鋼 t12。単位 mm。

架台の上の板を加工するとき

架台の高さ 50、敷き板の上に板を置く。t32 は W 31 で解いた(W 29 はメッシュの節点がつながらなかった)。

板工具先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N
t9(W 6)1500.0390.1390.0280.028
t9(W 6)1300.0440.1400.0310.030
t32(W 31)1500.0370.1390.0250.027
t32(W 31)1300.0370.1390.0250.027

上下の値のうち 約 0.075 は架台の板のたわみで、下面を 12 か所だけで支えた場合の値。作業台に載せれば小さくなる見込み。通し穴には関係しない。

主軸の高さによる違い(工具 150、架台なし)

使う位置先端の前後先端の上下前後 200 N左右 200 N
面の高さ 00.0400.0610.0280.028
面の高さ 500.0340.0620.0220.025
主軸が一番上0.0300.0620.0180.023
主軸が一番下0.0520.0620.0430.034
面の高さ 0、案内 100 N/µm0.0560.0690.0410.039
面の高さ 0、案内 400 N/µm0.0310.0570.0210.022

固有振動数

面の高さ 0 で 71、90、108、153、198 Hz。刃の周波数と近い回転数を避ける。2 枚刃なら 72 Hz は 約 2150 rpm に当たる。

6.12 部材ごとの効き方(脚を決める前)

脚とストロークを決める前の基準の案(モデル 111.5 kg)で調べた。考え方は今の案でも同じ。

fea-contrib

その部材だけ硬さを 100 倍にしたときに、ずれがどれだけ減るかを示す。案内が一番で、次に梁、Z の壁と板。枠はほとんど効かないが、これは支持を固定と仮定したためでもある。

変更先端の前後前後 200 N
基準0.0650.063
Z の板がアルミ t20 の 1 枚(箱なし)0.9510.602
Z の板が鋼 t20 の 1 枚(箱なし)0.3880.259
ヘッドの受けが 1 枚0.0750.071
脚のリブなし0.1300.085
梁の隔壁なし(端面のみ)0.0860.115

fea-side-thrust

fea-mode1

fea-mode2

fea-mode3

6.13 梁の中の隔壁を、どの辺で溶接するか

梁は前の板とコの字を合わせて閉じるので、中の隔壁は全部の辺を内側から溶接できない。今の形(1〜5 節)で、中の隔壁 3 枚の溶接する辺を変えて解いた。溶接しない辺は、梁の板から 15 離してつながらないようにした。

隔壁の溶接する辺

溶接する辺先端の前後前後 200 N
4 辺とも溶接(今の計算の前提)0.0330(0%)0.0265(0%)
後ろを溶接しない0.0353(+7%)0.0319(+20%)
前を溶接しない0.0371(+12%)0.0324(+22%)
上下を溶接しない(前と後ろだけ)0.0333(+1%)0.0284(+7%)
前だけ溶接(後ろと上下はしない)0.0434(+32%)0.0492(+86%)
中の隔壁なし(両端の板だけ)0.0443(+34%)0.0499(+88%)

6.14 脚のリブの左右の位置

脚のリブを、脚の角パイプ(幅 75)の外端、中央、内端に動かして解いた。今の形(1〜5 節)で、奥の脚は左右を逆にした位置。

リブの左右の位置

リブの位置先端の前後前後 200 N左右 200 N
今(手前 Y 13、奥 Y 782)0.0330(0%)0.0265(0%)0.0280(0%)
外端に寄せる(手前 Y 4.5、奥 Y 795.5)0.0339(+3%)0.0267(+1%)0.0279(0%)
外の壁と同じ面(手前 Y 2.25、奥 Y 797.75)0.0348(+5%)0.0269(+2%)0.0279(0%)
ブロックの真上(手前 Y 25、奥 Y 775)0.0324(−2%)0.0264(0%)0.0281(0%)
奥だけブロックの真上(手前 Y 13、奥 Y 775)0.0327(−1%)0.0265(0%)0.0280(0%)
角パイプの中央(手前 Y 37.5、奥 Y 762.5)0.0325(−2%)0.0265(0%)0.0282(+1%)
内端に寄せる(手前 Y 70.5、奥 Y 729.5)0.0399(+21%)0.0284(+7%)0.0282(+1%)

6.15 脚とリブを X のブロックの中心へ寄せる

脚の角パイプ(幅 75)とリブを、足の板の下の X のブロックの中心(手前 Y 25、奥 Y 775)へ寄せた。脚は枠の外へ 12.5 出るので、梁も両側へ 12.5 伸ばして 825 にし、中の隔壁もブロックの中心(Y 25、775)へ動かした。今の形(1〜5 節)で解いた。

脚とリブをブロックの中心へ寄せる

形先端の前後前後 200 N左右 200 N重さ kg
今0.0330(0%)0.0265(0%)0.0280(0%)0
脚とリブをブロックの中心(梁 825)0.0324(−2%)0.0266(0%)0.0281(0%)+0.3
脚をブロックの中心、手前のリブは Y 13 のまま(梁 825)0.0328(−1%)0.0267(+1%)0.0281(0%)+0.3
脚は今のまま、リブだけブロックの中心0.0324(−2%)0.0264(0%)0.0281(0%)0

7. 言葉とモデル

言葉と座標

X前後の方向。枠の後ろの端が 0、前の端が 1000
Y梁の方向。枠の手前が 0、奥が 800
高さ枠の下面を 0 とする
主軸端ヘッドの下の端。ここからホルダが出る
工具の長さ L主軸端から工具の先端まで
面の高さ W加工する面の高さ。W + L が主軸端の高さになる
先端の前後、上下穴あけの力(スラスト)1500 N での、工具の先端のずれ
前後 200 N、左右 200 N工具の先端に横向きの力 200 N を掛けたときの、同じ向きのずれ。フライス加工の目安

モデル

項目内容
解析の道具CalculiX 2.22(FreeCAD 1.1 に同梱)。モデルは Python で作る
要素4 節点シェル S4、約 15 mm。節点 約 1.4 万、要素 約 1.4 万
材料鋼 205 GPa、アルミ 70 GPa、ポアソン比 0.3、0.33
案内ブロック 1 個を 200 N/µm のばね(仮定)。カタログに値がない
ボールネジ1 本 40 N/µm のばね。ネジ、ナット、軸受の直列の計算値
ヘッド剛体。上下の受けの板でつなぐ
支持架台の下面を 12 か所で固定。架台なしの比較では枠の下面を固定
力架台ありでは、工具の先端と板の間で押し合う。結果は両者の相対的なずれ

入っていないもの

8. 確かめたこと

9. 再現のしかた

モデルと計算のスクリプトは、リポジトリの analysis/fea にある。

ファイル内容
gantry_legc.py、legc_fig.py6.15 の脚とリブをブロックの中心へ寄せる案と図
gantry_ribpos.py、ribpos_fig.py6.14 のリブの左右の位置と図
gantry_bulk.py、beam_build_fig.py6.13 の隔壁の溶接する辺と、梁の組み方の図
gantry_now.py、now_fig.py1〜5 節(今の形、決めたことを一つずつやめた場合、採らなかった案、部品ごとの効き)と図
gantry_fea.py寸法からモデルを作り、CalculiX で解く
gantry_plans.py、gantry_zplans.py、gantry_best.py6.1〜6.3 の案を順に解く
gantry_near.py、gantry_n1.py、gantry_steel.py、gantry_stand.py、clamp_fea.py脚、今の案、台の材料、架台、板の押さえ方
n1base.py、gantry_holes.py、gantry_sens.py、gantry_sens2.py、gantry_light.py、gantry_light2.py、gantry_light3.py、gantry_stress.py、gantry_twin.py、gantry_twin2.py、gantry_rib.py、gantry_rib2.py、gantry_rib3.py6.8 の肉抜き、板厚、応力、6.9 の梁の形、6.10 のリブ
plan_cards.py、fea_view.py、light_fig.py、light_fig2.py、twin_fig.py、rib_fig.py結果の図を描く
*.json結果の数値